人体実験

相変わらず歯が痛い。

来週まで待つのも不安になり、土曜にやっている歯医者を捜す。まずは「吉祥寺セントラルクリニック」。ネット上の評判はすこぶる良い。電話すると、初診はカウンセリングだけで治療はしないという。遠方から来る客も多いらしく、完全予約なのだという。

続いて妻お勧めの「岡村デンタル」。荻窪だ。息子の友達のお父さんがやっているクリニック。ちょっと躊躇したが歯の痛みには変えられない。

岡村医師の診断も診療所と同じだった。噛み締め。姿勢も影響していると言う。通常3日ほどで治るのでそれまでは鎮痛剤で抑えるしかないという。結果は同じだったが2人の歯科医が同じ見解だったので少し安心した。

自然治癒を待つしかない。とりあえず、柔らかい食品を片っ端から買ってきた。わが身を使って歯に優しい食品をさがす人体実験だ。

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さて、縄文人の続きだ。

「資源の多種多様な利用への傾斜は、特定の少数の栽培種の食料資源に収斂しようとする農耕経済とはまったく反対の極に立つものである。今日の自然環境に対する冒涜と破壊は、まさに自然を積極的かつ人工的に変更することによって効率を高めようとする弥生時代の農耕経済に遠く由来するものである。」

日本人の生活様式を歴史上二つに分けるとすると、縄文時代と弥生時代が一番の分かれ目であり、その後は稲作をベースに経済の効率化を進める社会として共通しているのかもしれない。

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「山形県高畠町押出遺跡は、とくに高度な段階に達した東日本の縄文文化の一端をのぞかせた遺跡だが、ここの前期の住居跡からクッキー状の加工食品が見つかった。クリとクルミの粉をシカとイノシシの肉と血や鳥の卵と混ぜたきわめて栄養価の高いものであったことが分かった。」

農耕経済につきものの飢饉も、縄文人には無縁だった。

「自然の人工化でさらに注目すべきものとして漆塗りの発明がある。縄文前期中頃の押出遺跡からは、きわめて完成度の高い漆塗り彩文土器の出土があった。秋田県大館市池内遺跡の最下層から出土した漆資料は、それよりも一段階以上古い、前期前半にまで遡る可能性を示すものとして重要である。漆工芸技術といえば、これまでは当初中国で発明され、縄文晩期頃に日本海ルートで伝わったと考えられたが、縄文前期中頃まで遡る年代とその完成度の高さから縄文人の発明の可能性が高まり、無視できないものとなった。」

やはり漆は日本を代表する伝統文化ということになる。興味深い。

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