ゴールデンウィーク2日目。昨日はマンションの理事会やら散髪やらで、吉祥寺で過ごしたので、今日は下町の方に行ってみることにした。
行き先は決めず総武線の電車に乗る。
降りたのは両国駅。
白鵬と武蔵丸の額が飾られている。
両国といえば大相撲。
駅から少し歩いて国技館のロビーを見学。今日は無料で中に入れた。
どうやら昨日今日、両国界隈では「両国にぎわい祭り」というお祭りが開かれているらしい。
駅前通は歩行者天国になっていた。
ついでに忠臣蔵の舞台、吉良邸跡にも初めて行ってみた。
小さな雑居ビルが立ち並ぶ街に、そこだけ白壁が・・・。ほんの小さな一角だが、なまこ壁と樹木があるだけで、歴史に想いを馳せることができる。
吉良上野介義央(よしひさ)は、1641年生まれの高家旗本。
祖父の代から、江戸城における一切の典礼を司る高家の地位を得ていた。吉良家は清和源氏の末裔であり足利氏の支族となる。領地があった三河の吉良では名君として慕われていたという説もある。
現在の吉良邸跡はわずか98平米で、実際の吉良邸に比べ86分の1にすぎないという。
1934年、地元両国3丁目町会有志が発起人となって、「吉良公御首級(みしるし)洗い井戸」を中心に土地を購入し東京市に寄付したものだそうだ。
こちらが「みしるし洗いの井戸」。
赤穂浪士たちがここで吉良上野介の首を洗ったと伝えられている。
中を覗くと、今も古井戸は水をたたえていた。
この界隈には、勝海舟や芥川龍之介の生家もあるらしいが、そこには寄らず駅に向かった。
まだ4月だが、昼間は夏日となる日が続き、妻はすぐにバテてしまったようだ。
大相撲の街、両国。駅前には実物大の土俵を再現した観光施設もできている。多くのちゃんこ屋さんに混じって、中国人経営の気楽な中華料理店などちょっときになるお店も多い。
東京の下町歩き、歴史とグルメを絡めればもっと楽しめそうである。