<吉祥寺残日録>コロナ「第三波」の日曜日、賑わう吉祥寺の街を「iPhone12 mini」で撮影してみた #201115

今朝、明け方トイレに起きて、そのままマスターズの中継を見た。

新型コロナウィルスの影響で、長い歴史の中で初めて秋に延期され、しかも初の無観客。

そんな中で2日目まで終わって首位と1打差の松山英樹に期待が集まったのだが・・・

3日目はスコアを伸ばせずパープレー。

優勝の夢が遠のいたのを見届けた後、二度寝したのがいけなかったのか、珍しく変な夢を見た。

私はどこか異国を旅していて、バスの窓から写真を撮ろうとした瞬間誤ってカメラを崖の下に落としてしまう。

今まで撮った写真がパーになるとバスが止まった所からカメラを取りに戻ろうとするのだが、その時連続した銃声が聞こえたのだ。

そこは、テロリストたちが射撃訓練する場所だったらしく、目の前の光景を写真に収めたいのにカメラがなくて酷く焦っているところで目が覚めた。

私は普段起きた時、あまり夢を覚えていない方なのだが、これは何かの暗示なのだろうか?

そんな目覚めの悪い日曜日、それでも朝から雲ひとつない快晴に恵まれた。

私は昼ごはんの後、買ったばかりの「iPhone12 mini」を持って井の頭公園を散歩した。

新しいiPhoneのカメラを試してみたかったからだ。

私が買った「mini」には2つのレンズがついている。

広角と超広角。

今まで使っていた「SE」にはなかった超広角レンズがちょっとうれしい。

これまでは画角に収まりきらなかった大きな樹木が、無理なく写真に取り込めるのだ。

暗い所と明るい所のコントラストもスマホが勝手に調整してくれる。

七井橋のたもとにそびえる背の高い樹木も、この通り。

木の根元からてっぺんまでカメラに収まった。

ただし、このスマホで撮影した写真をブログに取り込もうとした時、新しい課題に直面した。

今までのやり方ではうまくいかないのだ。

写真のデータをよく見ると、写真に付いている拡張子がこれまでの「.JPG」ではなく「.HEIC」となっている。

「HEIC」って何だと思って調べてみると、どうやら2017年から採用されたiPhone独自の拡張子だそうで、従来のJPEGに比べて圧縮率が2倍、つまり同じストレージに2倍の写真を保存できるものらしい。

それはそれでありがたいことなのだろうが、私としてはちょっと作業が一手間面倒になった気がした。

でもまあ、それも時代の流れだ、仕方がない。

そのうちきっと慣れるだろう。

そんなわけで、とりあえず新しいスマホを片手に、日曜日の吉祥寺を少し歩いてみることにした。

昨日までの3日間、日本全国の新規コロナ感染者数は連日過去最高を記録し、昨日は1日で1739人だった。

東京都の新規感染者数は、352人で4日連続の300人超えである。

緊急事態宣言が出された春や、第二波に襲われた夏を上回る第三波が到来しているのは明らかなのだが、政府もメディアも以前に比べて危機感をあまり感じさせない。

「感染防止と経済の両立」という言葉が、いつの間にか世の中に定着してしまったのだ。

吉祥寺の街も、第三波などどこ吹く風とばかりに多くの人で賑わっていて、実に幸せそうな日常風景があちらこちらで展開されていた。

井の頭公園から吉祥寺駅に伸びる「七井橋通り」はこんな感じ。

北口の「サンロード商店街」もいつも通りの混雑ぶりだ。

春や夏の流行に比べ、今回の特徴は各年齢層に満遍なく感染者が出ていることだという。

確かに、飲み屋のオヤジたちも、カフェのおばさんたちもまったくコロナなど心配している様子はない。

果たしてこのまま、日本でも感染者数が急増していくのだろうか?

私も以前に比べて相当危機意識が薄くなっているが、それでも「GO TO トラベル」には行っても、「GO TO EAT」には行かないという自分なりのルールは守っている。

家族以外との会食はすべて断り、人が多い週末には買い物に行かず基本的に家でじっとしている。

東京の人混みに比べたら人の少ない地方に一人で旅に行く方が安全な気がしているからだ。

コロナ担当の西村大臣が、「GO TO を使うかどうかは国民の皆さんの判断」と発言して野党から無責任だと批判を受けているが、中国のような強権政治よりは国民一人一人の判断という日本のやり方の方が個人的にはしっくりくる。

しかし、自覚のない人が増えているようなので、いずれより強力な行動規制が行われる日がきっと来るのだろう。

私自身も、自宅に籠る日数が今後増えそうな予感がしている。

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