お尻に大きな「おでき」ができた。数日前、座るとちょっと痛いので気づき、手で触ると大きなしこりがあった。
岡山の伯母が耳の上におできができたというので、電話で「医者に行け」と勧めていたところだった。ただ、伯母は頭だから心配だが、私の場合はお尻なので家にあった「テラマイシン」という塗り薬を塗って様子をみることにした。
妻に話すと、「来週中国に行く前に治した方がいいから医者に行け」と言う。
確かに小さくなる気配がない。中国に行く時、おできが破れるとちょっとやばい。
なので、会社を早退して吉祥寺の皮膚科で診てもらうことにした。
吉祥寺に戻ると、ちょうど街路樹の選定作業が行われていた。
写真に写っている理容院は、私がお世話になっている「ヘアサロン・アドニス」だ。
街路樹が切られると一気に街が寂しくなってしまう。もう少し後でもいいんじゃないかと思うのだが・・・。
メスでおできを切って膿を出すものだと私は思っていた。
しかし、私のお尻をチラッと見た皮膚科の医者は、「普通のおできですね」と言って何も処置をしなかった。そして、正確な表現は忘れたが概ねこんな説明をした。
「おできというのは体内の油をうまく排出できないところにできる。気づかない間に袋のようなものが体内にできてそこに油がたまる。そこにばい菌が感染することにより、おできができる。放っておくと膿が溜まっていつかそれが破れ、いずれ治る。治療法としては抗生物質を飲んで菌を殺すしかない。塗り薬では効果がない。切開して膿を出すことは可能だが、毎日ガーゼを取り替えなければならず面倒なだけでなく、袋そのものは残るのでオススメしない。袋そのものを切除することは可能だが、それは腫れていない時でないとできない。いずれにせよ抗生物質を5日も飲めば治るのでそれが一番簡単だ。』
そして出された薬が「セフジニルカプセル100mg」。ジェネリックの抗生物質のようだ。
ネットで調べると・・・
『セフェム系の抗生物質で、細菌の細胞壁合成を阻害することにより、殺菌的な抗菌作用を示します。』と書かれていた。
5日間毎食後に服用する。それで治るのなら、切るよりずっと楽でいい。
やはり医者の話は聞くものである。