<吉祥寺残日録>ファイザーのワクチン報道で日経平均2万5000円 #201110

今日の吉祥寺の空は、真っ青だった。

北風は冷たいが、文字通り「天高く、馬肥ゆる秋」である。

今日の空のように、株式市場も天が抜けたように晴れ渡っている。

今月に入って東京市場は連日上昇を続けていたが、今日の日経平均は2万5000円を超えた。

バブル崩壊後29年ぶりの高値である。

でも昨夜10時過ぎ、私がたまたま株価を見た時にはこんなレベルではなかった。

その直前から世界中の株価が一斉に急騰していて、日経平均先物は一時1000円高で2万5700円台を記録していた。

その時間、ダウは史上初の3万ドル直前まで迫ったのだ。

この株高をもたらしたのは、バイデン相場に加えて、コロナワクチンに関するニュースが引き金となった。

そのニュースとは、アメリカの製薬会社ファイザーが開発中の新型コロナウイルスのワクチンの治験で、予防の有効性が90%を超えたと発表したのだ。

11月中にも米食品医薬品局(FDA)にワクチンの承認を申請するとみられ、世界中が待ち望んでいるコロナワクチンがいよいよ実用化されるという期待が一気に高まり世界的な株高を演出した。

ITバブルでも届かなかった2万5000円台に、コロナの収束も見えない今の状況で到達したというのは違和感もあるが、それだけ空前の金融緩和が作り出した「コロナバブル」は凄まじいということだろう。

この調子だと、日経平均が3万円になったとしても私は驚かない。

しかし、同時にいつ急落に転じても驚きはしない状況なので、私は参加せずに外からマーケットの動きを見ていようと思っている。

コロナワクチンの話題が世界を駆け巡った今日、私は高血圧の薬をもらいにかかりつけの「吉祥寺メディカルクリニック」に行った。

患者さんが少なかったので、受付の女性に「インフルエンザの予防接種は受けられますか?」と聞いてみた。

女性は「まだ予約してなければ12月になります」と言い、いつ入荷があるか分からないので12月になってまた連絡してほしいと私に告げた。

インフルエンザワクチンの希望者が今年は増えて、在庫が足りないというニュースは聞いていたので、私は納得していつもの薬だけもらって帰るつもりだったのだが、診察の際に先生にその話をすると、先生は予想外のことを言った。

「今日打ちましょう。いつも通ってくれている患者さんには打てますから」と言って、看護婦さんに指示してくれた。

というわけで、思いがけず今日インフルエンザワクチンの接種を受けることができた。

代金は3500円。

去年まではずっと会社の診療所で受けていたが、地元のかかりつけ医で簡単に売ってもらえることがわかり、とりあえず一つ用事が片付いた。

薬を受け取って家に戻ると、妻が窓辺に干した掛け布団に陽が差し込んでいた。

あまりにも気持ち良さそうなので、私も窓辺に寝転び、しばらくゴロゴロする。

まるで、猫にでもなった気分だ。

平日の午前中にこうして日向ぼっこができるのは、会社を辞めた者の特権。

実に気持ちがいい。

きっと猫も気持ちがいいんだろうな、と思った。

コロナ感染の再拡大を受け、今年の年末年始、ふるさとに帰省しない人が増えそうだという。

我が家はどうするか?

なかなか予定が立てられない。

とりあえず、一日一日様子を見ながらスケジュールと立てるしかないだろう。

あまりにいい天気なので、明日今年初めてのゴルフに出かけることにした。

コロナ禍のゴルフ場がどんな様子なのか、見てきたいと思う。

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