<吉祥寺残日録>「自由」について、最近つくづく思うこと #201114

昨日、衝動的に「iPhone12 mini」を買って、格闘しながら設定したせいか、昨夜は何度も目を覚ました。

今日は朝から雲ひとつない快晴。

風もなくてとても穏やかな1日だ。

こんな陽気なのに、私は家から一歩も出ず、クローゼットを塞いでいたスーツ類を大量に処分して、その後はベランダに寝転んでボーッとして過ごしている。

最近、時々思うのだ。

「こういうのを自由って言うんだろうな」と・・・。

会社を辞めてから、高齢になった親のことは多少気にかけてはいるが、今すぐに何か対応しなければならないというほどでもない。

朝起きて、その日の気分で予定を立てる。

その日やりたいと思ったことを誰に気兼ねをすることもなくやっていると、1日が終わっていくのだ。

こんな生活、自堕落な大学時代以来ではないだろうか?

そんなメリハリのない生活では退屈するだろうと言う人もいるが、そんなことは一つもない。

実に、心穏やかに充実した日々を送っていて、少なくとも私はとても満足している。

4週間に1回、ハローワークに通いながら思うのは、もしパートでも何でも仕事につくとこうはいかないだろうということだ。

仕事を請け負ってお金をもらうという行為は、少なからぬ義務を負うことになる。

その段階で、今日はダルいから昼寝しようというわけにはいかない。

自由ではなくなってしまうのだ。

ボランティアの場合はお金は絡まないが、かと言って行くと約束していてすっぽかすというのはいくらボランティアでも人の道に反することだ。

つまり、他人と何か約束をすると、その瞬間から「自由」を少し失うんだということに気づいたのだ。

本当に「自由」を満喫するためには、出来るだけ予定は入れない、人と約束はしない、それが秘訣ではないかと今は思っている。

そういえば、「自由の国」アメリカの大統領選挙、ついに50州すべてで勝者が決まったという。

アメリカメディアによれば、ノースカロライナ州でトランプ氏、ジョージア州ではバイデン氏が勝利し、最終的な代議員数は、バイデンさん306人に対しトランプさんは232人で容易にひっくり返せない大差がついた。

それでも、トランプさんは負けを認めない。

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8日ぶりに記者団の前に姿を現したトランプ大統領は、選挙結果や法廷闘争に関しては一切言及せず、質問にも答えることはなかった。

「自由」を大切にするアメリカの中でも、トランプさんほど自由に振舞う人は少ないだろう。

言いたい事を言い、やりたい事をやって、70年以上生きてこられたのだから幸せな人と言えなくもないが、トランプさんを見ていて羨ましいと感じることはまったくない。

私が欲しいのは権力ではなく、心の平安なのだ。

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すっかりやる気を失ったトランプ政権の下、アメリカでは再びコロナの感染爆発が起きていて、新規の感染者は連日15万人を超えている。

ドライブスルー形式のPCR検査場にできた車列の写真からは、日本とは比較にならない感染の拡大ぶりが感じられる。

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一方で、コロナを完全に抑え込んでいるとされるのが震源地の中国。

「ゼロコロナ政策」のもと、一人でも感染者が出たエリアは完全に封鎖され、住民全員に問答無用でPCR検査を実施、接触者の追跡も徹底して行われる。

「自由」がない代わりに実現した安全な社会。

中華帝国の復活を目指す習近平体制の下、徹底したコロナ対策は中国の人たちの支持を受け、愛国心を高める効果も発揮しているようだが、こんな中国社会もちっとも羨ましくはない。

「自由」のない社会なんてまっぴら御免だ。

そうして考えると、今の私は幸せ者である。

朝起きて、「今日何しよう」と考えて、その時やりたいと思った事をして過ごす。

今の生活以上に「自由」なことって世の中にないんじゃないだろうか・・・。

いつまでこの穏やかな日々が続くか分からないが、感謝の気持ちを忘れずに思いっきりのんびりした生活を心ゆくまで満喫したいと思っている。

1件のコメント 追加

  1. wildsum より:

    おっしゃること、すべてに共感します。

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