<吉祥寺グルメ>「ひょうたんなべ」の「名物 ねぎワンタン」 @居酒屋@和食

妻の誕生日、今年は気楽におでんの店を選んだ。

「おでんと銘酒 ひょうたんなべ」。

以前、妻が帰省している時に一人で来たことがある。

先日、行きつけのカイロプラクティックの院長さんが、この店で忘年会をやったという話を聞いたので、妻を誘ってみたのだ。

吉祥寺駅南口を出てすぐの所にあるボロボロの井の頭ビルの2階にその店はある。

いつ来ても、このビルには怪しい雰囲気を感じる。

午後5時の開店直後、予約も取らずにふらっと訪れた。

私たちの先には、お客1組だけだったが、いつもは予約でいっぱいらしい。

「今日は空いているから」と言って、カウンターの角の席に通してくれた。

さっと、お通しが出される。

今日は玉子豆腐。

お通し代は、350円だ。

妻のお目当ては、おでん。

急に寒くなったので、おでんが恋しい季節だ。

おでんは、盛り合わせが3種類用意されているが、誕生日なのでお互い好きなものを単品で注文する。

まずは、二人とも注文した「大根」(220円×2個)と、私が頼んだ「はんぺん」(240円)。

この店のおでんは、あっさりした上品な出汁が特徴だ。

大根はもう少し味がしっかりしている方が好きだが、妻は「美味しい」ととても満足そうだ。

一方で、分厚いはんぺんは出汁をたっぷり吸い込んで、ちょうどいい具合だ。

とても、美味しい。

そして、はんぺんの下に、妻が頼んだ「たまご」(220円)が隠れていた。

妻はよほど気に入ったようで、その後もおでんを注文する。

こちらは、「えび団子」(290円)。

続いて、「しいたけ」(250円)。

「厚揚」(190円)。

そして、最後は「里芋」(290円)で締めた。

結構、量もある。

私は前回、おでんの盛り合わせを頼んで他の料理が食べられなかったので、今日はおでんは大根とはんぺんだけにして、他のものをいただくことにする。

まずは、「生ビール」(530円)を頼んでからじっくりとメニューを見る。

「今宵はこれで一杯」と書かれた日替わりのつまみメニュー。

どれも美味そうで、散々迷った末に選んだのは・・・

「白子ポン酢」(1200円)。

正解。

文句なく美味い。

ビールを飲みながら、白子をほおばる。

濃厚な甘みとポン酢の爽やかさが口の中に広がった。

生ビールの後は、今日の日替わりメニューに書かれていた日本酒を頼んでみた。

「店長おすすめ地酒『越乃男山(新潟)』」(600円)。

升に入った冷酒だ。

年間5000本の小さな酒蔵が作る貴重な日本酒のようだ。

かなり癖のあるお酒だと感じた。

日本酒に合わせるのは、「鰯煮おろし」(780円)。

これも、正解。実に美味い。

焼いた鰯を、揚げ出し豆腐のような出汁で煮て、大根おろしを添える。

白子が食べられない妻も、このイワシ料理はとても気に入ったようだ。

そして、もう一品、「自慢の一品」と書かれた料理が気になって注文してみた。

「名物 ねぎワンタン」(860円)。

その名前からは、まさか土鍋が出てくるとは想像していなかったので驚いた。

おでん同様、さっぱりとした出汁に小ぶりなえびワンタンとたっぷりのネギが入っている。

シメのご飯がわりにちょうどいい。

ねぎワンタンを食べたら、もうお腹はいっぱいだ。

鯛茶漬けなどご飯類もいろいろあったが、私はこれでごちそうさまである。

おでん尽くしだった妻は、最後に「焼おにぎり(1個)」(300円)を頼んだ。

いかにも手作りの素朴な見た目。

シソが刻み込んであって、風味豊かな美味しい焼きおにぎりだった。

妻の誕生日を祝う大事なディナー。この店を選んで正解だった。

お酒をまったく飲まない妻だが、お気に入りのお店になったようだ。

今日は偶然、予約なしでOKだったが、次回からはちゃんと予約を入れてからお邪魔することにしたい。

食べログ評価3.52、私の評価は4.00。

「ひょうたんなべ」
電話:0422-41-6646
営業時間:17:00~23:00
定休日:無休

【吉祥寺の居酒屋】

【吉祥寺の和食】

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