<吉祥寺残日録>岡山帰省5日目、伯母の家に介護認定の調査員がやってきた #210406

エンゼルスの大谷翔平が、ついに「リアル二刀流」デビューを果たした。

昨日の朝、伯母の家に着いたのは午前9時半ごろだった。

すぐにテレビをつけて大リーグ中継を見つめる。

マウンドには大谷翔平。

昨年は右肘手術のため登板できなかったので、今年はピッチャー大谷としての再起をかける。

初回無難な立ち上がり、その裏2番バッターとして打席に立った。

初球をフルスイング、文句なしの先制ホームランだった。

大谷は4回まで無得点で抑えたが、5回にパスボールやエラーで3点を失い、ホームベースにカバーに入った大谷はランナーと交錯して負傷退場する予想外の展開となった。

幸いケガの程度は軽いようで、勝ち負けも付かなかったが勝利投手目前でのアクシデントは残念だった。

そんな岡山への帰省5日目。

私は大谷の試合を3回まで見届けてから、草刈機をぶら下げて畑に向かった。

去年の夏のセイタカアワダチソウとの戦いに懲りて、今年は春のうちからこまめに草刈りをすることにしたのだ。

春の畑は雑草に覆われてはいても、ほとんどは背の低い瑞々しい草たちで、中には小さな花を咲かせているものもある。

刈ってしまうには可哀想な野の草であるが、その中に放置しておけないセイタカアワダチソウの子どもたちがいる。

夏には2mにもなる草は今のうちに退治しなければならない。

だから、畑全体の草を刈るのではなく、特定の草を見つけてはその周辺は刈る作業を行なった。

気がつくと、もう午後1時になっていた。

慌てて伯母の家に戻り、お餅だけの昼食を済ますと、午後2時からの来客を待った。

今日は介護認定の調査員が伯母の家に訪ねてくることになっていた。

せっかちな私の妻が包括支援センターと相談して依頼してものだった。

私はもう少し時間をかけた方がいいのではないかと思ったが、妻は今すぐに動くべきと判断してようだ。

結果的には、妻の判断の方が正しかったと思う。

それほど、調査員の質問に対する伯母の答えはダメダメであった。

「今の季節はなんですか?」「ここはどこですか?」「お昼は何を食べましたか?」

こんな幼稚園児にするような質問にも、伯母はちゃんと答えられない。

側で聞いていて、私も正直驚くほどだった。

調査の結果はまだわからないが、少なくとも「要支援」はきっと認められるのではないかという印象を私は受けた。

週に1回でもヘルパーさんに来てもらい、掃除でもしてもらいながら様子を知らせてもらえると助かるのだが、これまでの人生で人に何か手伝ってもらうということがほとんどなかった伯母はきっと、他人が家の中を触るのを黙って許すことはないだろう。

ましてやデイサービスなどに行くことは考えも及ばない。

介護認定を受けても、どんなサポートなら伯母が受け入れるのか、皆目見当もつかないのだ。

でも、それでもいい。

今回、お医者さんに往診してもらい、介護関係の人たちも家にやってきたが、伯母は怒らず、調査員の質問にも最後まで答えていた。

それだけでも、予想外の進展である。

介護認定がどうなるかはわからないが、伯母の介護は重要な第一歩を記したことは間違いないだろう。

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