<吉祥寺残日録>岡山帰省3日目、生協の共同購入と伯母の家の水道工事 #210706

岡山への帰省3日目。

今回の帰省の目的は、急速に認知機能が低下している伯母のケアを本格化することだ。

今朝まず行ったのは、地域の人たちと一緒に行っている生協の共同購入。

毎週火曜日の朝9時半に近くの家に生協のトラックがやってきて、地域の住民数人が集まって注文した各自の商品を受け取るのだ。

近くに商店がない農村では貴重な商品購入の機会なので、伯母も以前から利用していたのだが、1ヶ月ほど前から忘れるようになった。

今日も朝食の時に、「今日は生協の日」と伯母に伝えたが、どうも伯母にはうまく理解ができなかったようで、朝食を済ませた後ベッドに戻ってしまった。

私は仕方なく、伯母の代わりに生協のトラックがやってくる家まで行ってみた。

伯母と共に生協の共同購入をしている人たちが心配そうに伯母の様子を尋ねてくる。

みんな急に伯母の様子がおかしくなったと心配しているのだ。

一人暮らしの伯母は近頃、生協の注文書を出さなくなったため、今日受け取る商品は「カルピス」だけだという。

伯母は「カルピス」が大好物で、何も注文しなくても「カルピス」だけは毎週届くような契約になっているらしい。

しかし、近頃では自分で「カルピス」を薄めて飲むことができなくなったようで、私は代わりにスーパーで「カルピスウォーター」のペットボトルを買って冷蔵庫に入れておくようにした。

伯母は特に理由を問うこともなく、私が買ってきた「カルピスウォーター」を毎食後に飲んでいる。

だから、生協の女性スタッフにカルピスを止めてもらい、共同購入も一時ストップしてもらうように依頼した。

生協の手続きを終えて伯母の家に帰ると、10時に水道屋さんがやってきた。

伯母の家の台所の混合水栓の調子が悪く、お湯しか出なくなっているのを修理してもらうためだ。

この水道屋さんは妻の実家が以前からお願いしている地元の業者さんで、若社長自ら道具箱を下げて台所の修理をしてくれた。

伯母の台所は20年ほど前にリフォームして以来一切手を加えていないため、水の方のパイプが各所で詰まっていて、想像していた以上に水道屋さんを苦しめた。

人のいい若社長は汗を流しながら格闘している様子を、物音で目を覚ました伯母が寝室から出てきて、不思議そうに作業の様子を見つめている。

昨日は、お掃除をしてくれるヘルパーさんに必死で抵抗していた伯母だが、水道屋さんにはなぜか敵意を見せず、面白そうにじっと眺めていた。

結局1時間半ぐらいかかって、パイプの詰まりを取り除き、水がスムーズに流れるようにしてくれた。

ついでに洗面所の排水と裏の土間にある水道の水漏れも直してもらって、伯母の家の水回りの問題は全て解決した。

やっぱり職人というのは偉大なものだ。

しかも性格もとてもいいので、これからも何か水回りの問題があれば、この水道屋さんに相談しようと思う。

水道屋さんの修理が終わるのを見届けて、私と妻は伯母の家を後にして岡山市内に住む実母のマンションに向かった。

母も一人暮らしだが、まだしっかりしていて家の中もきれいに整頓されている。

年齢は1歳半ほどしか違わないが、同時にボケられても困るので母には今しばらく元気でいて欲しいと思う。

途中のスーパーでお寿司を買って行き、一緒に食べた。

そこでの話題も、どうやって伯母に病院での検査を受けさせるかということ。

母は義理の姉にあたる伯母に対してはとても気を遣っていて、人からの世話を拒否する伯母の性格を誰よりも理解している。

無理やり連れて行こうとしてもますます頑なになることも知っているため、結局いいアイデアは出ないまま作戦会議はお開きになった。

母のマンションから伯母の家に戻る途中、コインランドリーに立ち寄った。

大型洗濯機と乾燥機を使って、伯母の家の洗面所のマットなどを洗うためである。

伯母の家には、台所やトイレなどの床にマットが敷かれているのだが、どれも長年洗った形跡がなく、本当は捨てた方がいいレベルなのだが、とにかく質素な生活をしている伯母なのである物を少しでもきれいにしてあげようと思い、伯母に内緒で洗面所のマットを試しに洗ってみることにしたのだ。

コインランドリーというのは学生時代にはよく利用したが、最近の機械は大型化し性能もアップしているようで、足拭きマットどころか布団まで丸洗いができるらしい。

洗濯機が800円、乾燥機が32分で400円と決して安くはないが、ベトベトした汚いマットがそれなりにきれいになって仕上がっていた。

洗濯中に隣のスーパーで夕食の買い物を済ませ、夕食はまた伯母と一緒に食べた。

伯母の家での滞在も今日で3日目となり、伯母もかなり宥和的になってきたようにも思う。

夕食後、なんとかお風呂に入れようと試みたが、それには失敗した。

服もいくら言っても、着替えようとしない。

病院での検査に連れて行くのも、まだまだハードルが高そうである。

<吉祥寺残日録>「東京在住者」はウイルス扱い!検査入院にも施設入所にもコロナが立ち塞がる#210630

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