<吉祥寺残日録>一人暮らしの伯母が電話に出ないので、初めて近所の人に確認に行ってもらった #210511

伯母の様子がおかしい。

「母の日」に贈ったカステラは受け取れたようだが、昨日朝から何度電話してもまったく電話に出てこなかった。

最近体調がすぐれないことが増えたようで、ベッドにいることが多く、台所に置いている携帯電話のところまで出てくるまで時間がかかるようになった。

携帯電話を枕元に持ってくるように何度も言ったが、頑なに拒否し続けている。

仕方なく、伯母が電話に出るまで毎回2分ぐらいは鳴らしっぱなしにするのだが、昨日は朝から10回以上かけ直しても出てこなかった。

電話がつながらないまま夕方になって、心配性の妻が「近所の人に見に行ってもらった方がいいんじゃない」と言い出した。

のんきに大相撲を見ていた私も次第に不安になってきて、もし具合が悪いなら緊急事態宣言下でも行くしかないと思いながら、まずは電話番号を知っている近所のおばさんに初めて電話を入れてみた。

事情を説明すると、おばさんは「すぐ見てくるから」と言ってくれて、数分後折り返しの電話をくれた。

伯母は無事だった。

近所のおばさんは部屋の中まで入ってくれたようで、電話の向こうから伯母の声が聞こえた。

「どうしたん?」と、伯母は少し寝ぼけたような口調で私に聞いた。

どうやらずっと、ベッドで寝ていたらしい。

「調子が悪いんじゃない?」と聞いても、「大丈夫だ」と繰り返すばかりだ。

近所のおばさんが再び電話に出て、「元気そうだ」と知らせてくれたのでとりあえず一安心、わざわざ確認に行ってくれたおばさんに何度もお礼を言って電話を切った。

やっぱり離れていると、こういう場合、どうも状況の把握が難しい。

毎度毎度、近所のおばさんに確認をお願いするのも気が引けるので、これからの対応を真面目に考えなければならないと思い始めた。

遠隔地からの見守りサービスを調べてみる。

いろんなサービスやアプリ、カメラなどが検索でヒットするが、果たしてどれが役に立つのかわからない。

見守りサービスでよくコマーシャルを見るのは大手警備会社の「セコム」。

公式サイトをチェックすると、「親の見守りプラン」は月額5170円からと書いてある。

セコムでは、生活動線にセンサーを設置し、一定時間動きがないとセコムに通報される「安否見守りサービス」や、急病やケガなどの際は「握るだけ」でセコムに救急信号を送れる「救急通報サービス」などをご提供しているので、ご両親のライフスタイルにあわせてご提案させていただきます。

もちろん、万が一のときはセコムが駆けつけます。

引用:セコム・ホームセキュリティ

ただし初期費用が7万円ほどかかり、オプションが多くて見積してもらうとそれなりの金額にはなりそうな感じだ。

見守りカメラもいろいろな機種がある。

上の写真は「みまもりCUBE」というツールで、カメラのほか人感センサーが高齢者の動きを捉えて指定されたスマホで画像や情報をチェックできる。

いいのはSIMカードが内蔵されていてインターネット回線がなくても電源に挿すだけで使えることだ。

ただし、機械を買うのではなく毎月利用料を支払うサービスで、月額料金は4290円からだという。

妻は「監視しているみたいで嫌だ」と言うが、こうしたカメラで必要な時に確認ができれば、伯母にとっても頻繁に電話するより煩わしさが軽減されるのではないかとも思う。

妻も心配してくれていて、ケアマネージャーさんと電話連絡を取りながら、週1回ヘルパーさんと看護師さんに訪問してもらえるよう手続きを進めている。

しかし、果たして人嫌いな伯母が素直に他人の援助を受け入れてくれるかどうか・・・私にはとても心配である。

介護は誰しも大変だと言うが、遠隔でしかもコロナ、これからどうなっていくのかまったく私には予断を許さないが、まあなるようになるだろう。

とにかく、長期戦を覚悟して頑張りすぎない見守りを続けようと思う。

<吉祥寺残日録>岡山帰省5日目、伯母の家に介護認定の調査員がやってきた #210406

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