<吉祥寺残日録>ブドウを届けに長男宅を訪ね、初めて「カタン」で遊ぶ #201107

昨日、岡山から戻ってきたのだが、伯母が季節外れのブドウをたくさん摘んできてくれたので、仕方なく宅急便で自宅宛に送った。

葡萄畑に残っていたマスカット。

すでに色が変わりかけているが、完熟で甘く、まだ食べられる。

「ピオーネ」という種無しの黒ブドウも一緒にくれた。

こちらはまだ粒が硬くしっかりしていたので、私の母が丁寧に一粒ごと洗ってタッパーに詰めてくれた。

房全体で見ると少々くたびれたブドウでも、こうしてちょっと手を加えるだけで、美味しそうに見えてくる。

草に覆われた畑で事実上野生化していた人参や柿の木にわずかに残っていた柿の実も一緒に梱包して送った。

店で売っている果物や野菜と比べると明らかに見てくれが悪いが、自分たちで食べる分には問題ないし、一応「自家消費」として税制上も判断してもらえそうだ。

自宅に届いたマスカットはすぐに食べないと悪くなりそうだったので、妻が粒単位で切り取りピオーネと入れ合わせのタッパーを2つ作った。

緑と黒のコントラストはなかなか美しく、何より我が家だけでは食べきれないと判断したので長男と連絡を取る。

すると、「喜んでブドウをもらう」というので、妻と二人で久しぶりに長男の家を訪ねることになった。

長男の家では、小学6年生の男の子は午後から剣道の稽古、3年生の女の子は午前中に地域のイベントと忙しいが、午後3時には皆んなが揃うというのでその時間にお邪魔した。

長男のお嫁さんがもうすぐ誕生日なので、黄色い花束と私が旅先で買ってきたお土産も持参した。

誕生祝いで一緒にケーキを食べた後、孫たちとゲームで遊ぶことになった。

今日やることになったのは、「カタン」という名のボードゲーム。

ドイツ生まれのゲームだそうで、元の名称は「カタンの開拓者たち」、20か国語以上に翻訳された世界的な人気ゲームらしいが、私はその名前すら聞いたことがなかった。

無人島を複数の入植者たちが開拓するという設定で、島にある資源を活用してもっとも繁栄した者が勝者となるゲームだ。

「モノポリ」に似ていると長男は言ったが、細かく説明されてもいまいちルールが頭に入ってこない。

説明書もあるが読む気が起きない。

長男や孫たちに言われるままにとにかくゲームを始めるが、やっぱりどうもピンとこないのだ。

この手のボードゲームは決して苦手な方ではなかったのだが、もはや新しいゲームを覚えるのが難しいほどに私の脳は退化してしまったのだろうか?

テキパキとサイコロを振りカードを出し入れしている孫たちの様子を見ながら、私なりに頑張っていたら、最後はなぜか私が勝者となった。

まあ、運も実力のうちだ。

それでも、どうすればゲームが有利になるのか、定石も勘所もちっとも理解できなかった。

久しぶりに孫たちと遊んで妻はとても楽しそうだったし、私も元気をもらったのは確かだが、同時に新しいゲームに対応できない己の衰えも感じ、複雑な気持ちで家路についた。

新しい刺激から逃げてはならない。

それが今日の教訓である。

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