8年目の3.11

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もう8年と思うか・・・まだ8年と思うか・・・

今年も3月11日がやってきた。

被災地から届く映像を見ていると、かさ上げ工事が進み、巨大な堤防ができ、道路整備や鉄道の再開などインフラ面の計画は着々と進んでいるようだ。でも、そこに住宅が立ち並ぶことはない。多くの人が戻り、活気が戻ることもない。

震災直後、「がんばろう」を合言葉に故郷を必ず復活させると誓った被災者の人たちも、8年経って誰もいない故郷に戻って生活ができるのだろうかという不安に押しつぶされている。人がいるから商売ができる。収入も得られる。誰もいない故郷で生活するというのは現実問題、厳しい。インフラだけ整っても人は生きていけないのだ。

震災直後、「忘れない」が日本中の合言葉だった。

でも、8年の年月は確実に人々の関心を奪っている。私自身、テレビの震災関連の番組をあまり熱心に見なくなっている。実際、テレビの制作者にとっても、人の心に届く強烈なストーリーを見つけにくくなっている。

災害は日本人にとって、人ごとではない。いつ自分が被災者になるかわからないのだ。そのことを私たちは、3.11から痛いほど学んだ。

私の同僚で、東京のテレビ局を辞めて福島の地方局に再就職したディレクターがいる。

私の姪は、学生時代にボランティアで通っていた福島に、卒業後親の反対を押し切って定住した。東京での一流企業の内定を断って楢葉町の小さな団体に就職したのだ。すごい決断だと思う。

その姪っ子が、地元の男性と結婚することになった。当初は反対していた親たちも、今では彼女の生き方を認めている。むしろ誇らしそうですらある。

7月の結婚式に呼ばれているが、最近連絡があって、結婚届は3月11日に提出することにしたと言う。つまり、今日だ。

3.11がなければ、彼らが出会うこともなかった。これこそが人の縁というものだろう。

自らの志に素直に生きる若者たちに、心から祝福の言葉を贈りたい。

「おめでとう。がんばれ!」

そして、私も久しぶりに、被災地を訪ねてみようと思っている。

 

 

 

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