除草剤

GWの連休を利用して、一人で岡山の実家に2泊した。

目的はタケノコ狩りとチェーンソーの始末。タケノコは食べたいというよりも、裏山の竹が大きく固くなる前に駆除することが狙いだ。チェーンソーは、長期間使わない時には燃料を使い切って仕舞うことが望ましいらしいが、昨年末、使い切ることができなかったため気になっていた。

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5月4日の朝、JAL機で岡山入り。市街地に一人で住む母親を拾って、岡山市の北東部、うちの田畑がある古都宿(こずしゅく)という集落に向かう。この集落で私は小学校時代を過ごした。今は80歳を過ぎた伯母が一人で農地を守ってくれている。

昨夜からの雨は上がったが、猛烈な風が吹き荒れる。墓参りに行っても、線香に火をつけることを断念せざるをえなかった。それでもカラスは、強風にひるむことなく、お墓に置いたばかりのお供えを目の前でかっさらっていった。

マスカット畑の地面には、野生のごときイチゴがたくさんの実をつけていた。真っ赤でつやつや。食べると酸味のある濃厚な味だ。文句なしに、おいしかった。これぞ農家の特権だ。

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その後、伯母と母を乗せて車で裏山へ登る。先日、伯母が山に来た時には、イノシシに食われてタケノコはなかったと言っていたので期待していなかったが、山の斜面のあちらこちらにタケノコが顔をのぞかせていた。中には、2〜3mに伸びた“タケノコ”もたくさん生えていた。もはやタケノコとは呼べない太さだが、まだ柔らかい。チェーンソーを使わずに強く揺するだけで、途中から折れてしまうのだ。この感触はなかなかの快感で、目に付く限りすべての巨大タケノコを押し倒した。

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翌5日には、伯母と一緒に少し離れた「三本松」という畑に行く。上のため池から水が流れ込み、畑の一部がぬかるんでいる。根腐れした木を切ってほしいと頼まれ、チェーンソーで3本切る。この畑には自家消費用にミカンやはっさくの木が植えられているが、白いつぼみがびっしりとついていた。ミカンの花を初めて見た。青空に映える。

伯母は、除草剤を散布する新しいタンクを買ったらしく「やってみるか?」と聞く。初めての除草剤散布。青い原液を水で薄める。後はタンクを背負って、左手のレバーで圧力をかけながら畑に蒔くだけ。これは簡単だ。一人で三本松に戻り除草剤を適当に散布する。数ヶ月後この畑がどうなっているか見てみたい。

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そして清水白桃。「下の田(しものた)」から少し上がった畑に桃の木が植えられている。見ると小さな実がいくつもなっている。病気なのか虫なのか、縮れた葉っぱも目立つ。ちゃんとした実を育てるためこの時期に間引きが必要なのだそうだ。去年は収穫直前で台風にやられた桃。今年こそはと、伯母も力が入る。「岡山の桃は本当においしい」と言わせたいと、うれしそうに話した。

夏が楽しみだ。

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