洗顔

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結婚して36年にもなるが、お互いについて初めて知る事実もある。

今朝、妻との何気ない会話の中で、その事実は明らかになった。

それは、洗顔の話である。

妻は、歯を磨く際、顔を洗わないのだという。汗をかいた時など、一緒に洗うこともあるが、普段は朝起きた後や入浴の際に顔を洗うのであって、歯磨きとはセットではないと主張するのだ。

私は違う。

私は物心がついた時から、朝の歯磨きの際には必ず顔も一緒に洗う。そういう風に親にしつけられたのだと思うが、その記憶がないほどに私にとっては洗顔は歯磨きとセット、一心同体の関係なのだ。

皆さんは果たしてどうなのだろう?

と、生まれてこのかた考えたこともない疑問が湧いて来た。

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東京では梅雨明け以来、ずっと暑い日が続いている。今年は梅雨明けが早かった分、暑い夏が長い。長い。

先週末に行ったウラジオストクは快適な気温だった。東京よりも10℃ほど低く、ちょうどいい気温だった。

そのため、暑さを感じることもなく一日中街を歩き回っていたら、近来稀に見るほどの日焼けをしてしまった。帰宅した時には、顔と腕が真っ赤に腫れ上がりヒリヒリしていた。

これはヤバい。

妻に「何か塗る物ない?」と聞くと、裏の部屋から緑色のジェルを持って来てくれた。そしてある程度熱が引いた今朝には、ひんやりジェルに変わってさらっとしたエッセンシャルミルクなるものを出してくれる。

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こういう時、本当に女房という存在はありがたい。私に欠如している、物を整理したり片付けたりする能力を彼女は持っている。

そう、妻と私はまったく違う種類の人間なのだ。「破れ鍋に綴じ蓋」と、昔の人はよく言ったものである。

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そんな妻は、朝から何やら私に訴えている。

ベランダで大切に育てていた枝豆の茎をダンゴムシにかじられたらしい。枝豆は水を吸い上げる力が落ち、弱ってしまったのだという。

ダンゴムシとは、世の中でも最も害のないカワイイ虫かと思っていたが、案外やるものだ。

そんなたわいもない日常が、とても幸せな日々である。

 

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