岡山16年夏

頭痛などを理由に岡山行きを渋っていた妻が久々に里帰りすることになった。宿(しゅく)で伯母ちゃんの畑仕事の手伝い?をするためだ。

羽田発の全日空機が遅延。到着した岡山空港では香港からのチャーター便とぶつかった。レンタカー屋で何組もの中国人客が先にいてカウンターは大騒ぎだった。中国人は英語も話すのだが、日本人スタッフは中国語も英語もできない。これではインバウンドどころの話ではない。中国人客がかわいそうになった。

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金曜の夜は私の母を誘って、三人で「喜怒哀楽」という寿司屋に行った。岡山名物の「ばら寿司」がうまかった。母は相変わらず老化が進んだ妹の話で頭が一杯のようだが、帰省を喜んでくれた。

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翌朝は4時起きで宿へ。5時に伯母の家に着いて早速桃の畑に向かう。

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普通であれば8月上旬の収穫のはずの清水白桃だが、今年は早くてすでに伯母がほとんど収穫済みだった。それでも私が手伝うと宣言していたため、気を利かせて4つほど残しておいてくれた。すでに熟れすぎて傷み始めている。袋がかけられた桃を手でもぐ。桃のいい匂いがする。

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その後、キウイやぶどうの畑を回り、妻が持参したミニ人参とミニ大根の種をまく。伯母の畑には様々な作物が少しずつ適当に植えられている。カボチャはブドウ棚に吊られ宙に浮いて大きな実をつけている。

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妻は畑を回っただけで特に何も手伝ってもいないのに暑くて疲れたという。庭いじりは好きだが、畑となると肉体改造が必要なようだ。それでも、岡山に戻り、ここで農作業する自らの未来を少しイメージするようになったという。

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果たしてどうなるか? 私は信用していない。

一人で裏山の様子を見に行く。

結構衝撃的な光景が私を待っていた。夏草が伸びた細い山道をゆっくり上っていくと、道にせり出すように生えた真新しい竹が目に入った。昨年末にかなりの数の竹を切って、今年のゴールデンウィークにタケノコを片っ端からなぎ倒して確保したスペースが竹で埋め尽くされている。それどころか、以前竹がなかった道路端や道の反対側にある今は使われていない果樹園にも、今年生えたばかりの竹が天高くそそり立っていた。「マジか!」と我が目を疑った。

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GWの段階で、地上に頭をのぞかせていたタケノコはすべて葬ったはずだ。ということは、その後こいつらは生えてきて、そしてこの高さまでわずか2ヶ月半の間に成長したということだ。まさに雨後のタケノコ。恐るべし自然の力である。

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美しい若竹を眺めながら、この竹を有効利用する方法を考えた方が人類の未来のためではないかと考えたりした。竹との共存は老後の最大のテーマになる予感がする。

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