<吉祥寺残日録>定年後を考える😄 太陽生命の無配当終身生活介護年金保険「My介護Best」

退職金をどのように運用するか?

これは当事者になってみると、結構厄介な問題だ。

そこで、定年後のお金について私も多少勉強せねばならぬと思い、このブログでも「定年後のお金」という新たなシリーズを書いてみようと思う。

どんな金融商品があるかを勉強し、忘れないうちに記録する。そして私は何を考えて、どのような運用を試み、その結果はどうだったのかを書き残していこうと思うのだ。

現役時代は、投資ではだいたい失敗した。一時、株にはまったが結果は大損。会社の401K確定拠出年金の運用もアベノミクスで辛くもトントンに持ち込んだものの、まったく運用益にはありつけなかった。

世界経済の先行きなどいろいろ考えて売り買いをしたのだが、結果的には放っておいた方が利回りが良かっただろう。

そんな私なので、基本的に自分の投資の才能にはとっくに見切りをつけている。だから、退職金をいただいてまずしたのは、住宅ローンを完済することだった。30年以上払い続けてきた住宅ローンから解放された。今の低金利で借り換えているので、昔に比べれば金利も大したことはないが、自分の資産運用で金利分を稼ぐことは難しいと判断したのだ。

そのうえで、残ったお金をどう運用するのか?

私はまだ会社勤めをしていてなかなか平日の昼には動けないので、妻が代わりに吉祥寺の金融機関をまわりオススメの金融商品を聞いてきた。そして夫婦で話し合った。

退職金優遇のプランというものがどこの金融機関にもあるらしい。退職金の運用の場合、定期預金の金利が年5%とかで優遇されるという。しかし、その定期預金と同額を投資信託や外貨預金に預けることが条件だ。しかも、定期預金の優遇金利は最初の3ヶ月だけ。つまり、見かけの高金利で客を釣り、投資信託を買わせようという魂胆だ。

年5%と言っても、3ヶ月だと1.6%ほどにしかならない。それは投資信託の運用手数料とほぼ同額である。「なるほど、そういう仕掛けか」と思った。

そんな中で、私たちが興味を持ったのは保険だった。

三菱UFJ銀行で紹介された太陽保険の無配当終身生活介護年金保険(低解約払戻金型)「My介護Best」という商品だ。

この保険、被保険者が死亡したり、要介護2以上と認定されると保険金が出る。ただ、この商品の売りは貯蓄としての魅力だという。一定の保険料を一括で前納すれば、5年後には2.7%ほどの利息がつくというものだ。定期預金の金利が0.01%という今の時代。この金利は悪くないと思った。

5年経たないうちに解約すると元本割れとなること、5年以上預けていてもこれ以上の利息はつかないこと、などこの商品ならではの難点もあるが、5年定期だと割り切れば問題はない。

太陽生命という会社が倒産するリスクも検討したが、生命保険契約者保護機構によって元本の大半は保護されるという。

普通預金に置いておくよりいいだろうという判断で、この保険を少し契約することにした。

代わりにこれまで加入していた掛け捨ての生命保険を解約した。年間10万円弱の掛け金を払っていたが、もう子供も全員働き始めたので必要ないとの判断だ。

ドル建ての終身保険にも興味がある。金利は円建ての保険より高いが為替変動リスクがある。果たして今後、円高になるのか、円安になるのか。為替の動きはいまだによくわからない。

そろそろ世界経済も曲がり角に来ている気がしている。長期的には円安だが、短期的には円高に触れるのではないかと私なりに予想している。だから外貨建ての商品の購入は少し様子を見ることにした。

さあ、定年後の資産運用の始まりだ。

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