<吉祥寺残日録>5ヶ月ぶりに飛行機に乗ってみた #200623

今週は残っている有給休暇を使って2泊3日で岡山に帰省した。

体調に今ひとつ自信が持てない妻を東京に残し、単身での帰省なので、全日空のマイルを使って飛行機を利用することにした。

飛行機に乗るのは1月の与那国島旅行以来5ヶ月ぶりだ。

都道府県をまたいだ移動制限が解除されたとはいえ、まだまだコロナ前の状況には程遠い現状を様々な場面で目撃した。

最初は、吉祥寺駅と羽田空港を結ぶリムジンバス。

まず驚いたのは、いつも使っていたリムジンバスの時刻表サイトが見つからないこと。これは一体どうしたことだろう?

仕方なく他のサイトでバスの時刻を調べると、多くのバスが運休していることを知った。

そのため出発時間の2時間半も前のバスに乗らねばならないことがわかり、9時半ごろバス停に行った。

バス停には「羽田空港線・成田空港線運休のお知らせ」という紙が貼ってあり、多くのバスが運休になっていることを改めて確認した。

バスの中は運転席の周囲がビニールで覆われ、最前列の座席には座れないようになっている以外、目立った対策は取られていなかった。

それでも、乗車率は20%ぐらい。

他の乗客とは十分な距離を保てる状態だった。

定刻の9時40分に出発したバスは、途中渋滞に捕まった。

首都高4号線は結構混雑している。

こうして徐々に日常が戻ってくると、ガラガラだった道路が懐かしくなるのだから人間というものは本当に身勝手な生き物である。

バスは1時間ほどで羽田空港第2ターミナルに到着。

まあ、そこそこ人はいるが、コロナ前の混雑に比べたらまだ全然と言った印象だった。

1台のモニターに目が止まった。

4つある保安検査場のうち2つが閉まっているようだ。

まだ出発まで時間があったので、様子を見に行くと・・・

ターミナルビルの半分は、ご覧のような状況だった。

それも無理はない。

出発便を表示するスクリーンを見ると・・・

ずらりと欠航の表示が並んでいる。

実際に、私が利用する羽田・岡山便も、全日空は1日1便しか飛んでいない。

まだ出発には1時間以上あるが、何があるかわからないので早めに保安検査場を通過することにする。

搭乗客の体温を測るサーモカメラも設置されている。

でもわたしが驚いたのは、コロナの最中に手荷物検査の機械が新しくなっていたことだ。

従来のように手荷物の中からパソコンを取り出したり、飲み物を取り出したりしておく必要がないのだ。つまり、バッグの中に入れたままベルトコンベアーに載せると、勝手にチェックを済ませてくれる。

水が爆発物でないことをどうやって判別するのだろうか?

無事何事もなく保安検査場を通過できたが、搭乗ロビーの様子がやはり普段とは違っていた。

喫煙ルームが閉鎖されていたり・・・

一部の店舗が休業したままだったり・・・

子供の遊び場が立ち入り禁止になっていたり・・・。

まだまだ平常には程遠い様子だった。

私は搭乗までの1時間ほどを、「パワーラウンジ」で過ごすことにした。

全日空の上級会員資格を目指すために去年VISAのゴールドカードを取得したので、このラウンジが無料で利用できるようになった。

入場の際にはカードのチェックだけでなく、手のアルコール消毒とマスクの着用を求められた。

窓際のカウンター席は座席を一つずつ間隔をあけて利用するようシールが貼ってある。

広々としたラウンジに比べ利用者が少ないので、まだ蜜を気にする状況にはなく、Wi-Fiを使って仕事をしたり、スマホの充電をしたりしてゆっくりと過ごすことができた。

通常は、軽食やドリンクがいろいろ楽しめるのだが、感染予防のため不特定多数の人が触るものはすべて撤去して、飲み物も紙パックのジュースなどを自分で勝手に冷蔵庫から取るスタイルになったいた。

これはこれで、別に支障はない。

むしろ、利用客が少ない状況が私としてはありがたく、いつもこのくらいの混み具合だといいのにと思ったりした。

飛行機に乗り込むと、乗客は定員の6割程度。

シートのポケットに通常置かれている機内誌も撤去され、CAさんもマスク姿だった。

機内サービスも通常とは違い、「お〜い、お茶」の紙パック。

極め付けは機内放送で全日空の社長さんが登場し、機内の空気は3分間ですべて入れ替わることなどを説明していた。

新型コロナの影響は様々な業種に及んでいるが、中でも航空業界のダメージは破壊的であり、全日空も生き残りに必死なのだ。

本来なら旅行好きは私としては少しでもお役に立ちたいところだが、このコロナという厄介者を無視して今積極的に旅行するのは、やはり無責任というものだろう。

航空会社の皆さんには、何とか凌いでいただいて、各国の出入国が平常に戻った暁には、思いっきり飛行機を利用したいと思っている。

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