<吉祥寺ライフ>井の頭自然文化園の年間パスポートを買う

吉祥寺が「住みたい街」の常連とされる最大の理由は、やはり井の頭公園の存在だろう。

そんな井の頭公園の中でも、ちびっこたちに絶大な人気を博しているのが、「井の頭自然文化園」である。

吉祥寺駅から吉祥寺通りを南に進むと、突然建物が途切れ、緑あふれる武蔵野の森が出現する。

明治時代、この森は宮内省の御用林となった。

歩道に置かれた石碑には、「東京市井の頭恩賜公園」と刻まれている。

大正に入り1913年、この森は東京市に下賜され、1917年(大正6年)に日本初の郊外型公園として一般に公開された。

ちなみに、東京市と東京府が廃止され、東京都に移行したのは戦時中の1943年(18年)のことである。

井の頭自然文化園の正門は吉祥寺通りの西側にある。

昨夜までの激しい雨があがり、武蔵野の緑は生気に満ちあふれていた。

チケット売り場には、緑色のパイロンで通路が設けられ、間隔をあけて列を作るようにコロナ対策が取られていた。

入園料は、一般が400円だが、小学生以下は無料となっている。

しかし、私のオススメは「年間パスポート」。

料金は1600円で、1年間何度でも入園することが可能だ。

年間パスポートには、有効期間がはっきりと印字される。

購入した人は入園前に、氏名と性別、年齢を記入することが求められた。

さらに、次回の入園までに顔写真を貼ることになっていて、名前を書いた本人以外が利用できないようになっている。

でも、年間パスポートさえあれば、私は毎日でも入園できる権利を買ったのだ。

実は吉祥寺に引っ越してきた直後にも、年間パスポートを購入したことがある。

でも結局は2−3回入園しただけで元を取ることはできなかった。

しかし、今度は大丈夫。

「吉祥寺ライフ」の主要テーマとして自然文化園の動物たちや植物について調べて、このブログに書き残していくことを自らに課すつもりである。

正門を入ると、いきなり気持ちの良さそうな日陰が待っていた。

「こもれび」という売店があって、その木陰では小さな子供を連れたお母さんたちだった。

こちらの木陰も本当に気持ち良さそう。

今日は風も吹いているので、日陰に入ればさほど暑さは感じない。

動物を見る目的がなくても、この木陰の魅力は井の頭公園の中でもここが一番だと思う。

とはいえ、井の頭自然文化園の英語名は「Inokashira Park Zoo」。

やはり、メインは動物園である。

大きな動物はあまりいないが、直接動物に触れることができる「モルモットふれあいコーナー」は子供たちに大人気だ。

しかし、新型コロナの感染予防のため、今はふれあいコーナーは休止となっていた。

そのため、普段は広い施設内を歩き回っているモルモットたちは狭い檻に閉じ込められて、すごい「密」状態になっていた。

そして、自然文化園に来ると、どうしてもここに足が向いてしまう。

吉祥寺のシンボルだった「ゾウのはな子」がいた場所。

はな子は、2016年、私たちが吉祥寺に引っ越した直後に死んだ。最後に、はな子を見たときの弱々しい姿は今も忘れない。

はな子が暮らしていたゾウ舎は、はな子の記念館になっていた。

ここを訪れた人が記念写真を撮るゾウのはな子の等身大写真パネル。

その脇に、貴重なものが置かれているのに気づいた。

この石のようなものの正体は・・・

そう、はな子の歯だという。

私はまったく知らなかったが、ゾウには歯が4本しかないのだそうだ。

その代わり、重さは1本が3キロもあるという。

ゾウの歯は人間と違って、一生のうちに6本、順に生えかわるが、おばあちゃんだったはな子の晩年には左側の上下2本の歯しか残っていなかった。

ゾウ舎の建物内にははな子がいた時のまま檻が残されていて、様々な写真や資料が展示されていた。

2016年、私が最後にここを訪れた時、檻の中にはまだはな子がいた。

はな子については、また別の記事で詳しく紹介したいと思っている。

「井の頭自然文化園」。

この小さな動物園には、吉祥寺らしいゆる〜くて、のんびりした空気が流れている。

忙しい日常に疲れた人は、ここにきて「ふ〜」と肩の力を抜いてほしい。

そんな場所があることが、吉祥寺の本当の魅力なのだから・・・。

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