<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌸七十二候「虹始見(にじはじめてあらわる)」に知る鴨長明の「ひとりを愉しむ極意」 #210414

今日は「清明」の末候、七十二候の「虹始見(にじはじめてあらわる)」である。 「冬にはなかった虹が現れ始める頃」という意味だそうだ。 しかし、今日の天気は朝から雨・・・。 虹というよりも、来週に控える二十四節気の「穀雨」を…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌸七十二候「鴻雁北(こうがんきたへかえる)」、井の頭公園から渡り鳥が消えた #210409

今日は、七十二候の「鴻雁北」。 「清明」の次侯で、「こうがんきたへかえる」と読む。 渡り鳥の「雁が北へ帰っていく頃」という意味である。 「雁」について調べてみると、「カモより大きくハクチョウより小さい一群の総称」と書いて…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌸七十二候「玄鳥至(つばめきたる)」、伯母の家にもツバメと医者がやってきた #210404

今日から二十四節気の「清明」。 文字通り、『天地万物の気が満ち、清く明らかになる』季節ということらしい。 そして「清明」の初候は、七十二候の「玄鳥至」。 シンプルに「つばめきたる」と読み、意味もズバリ『ツバメが飛来する頃…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌸七十二候「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」、雨上がりの井の頭公園は極楽のようだった #210330

今日は七十二候の「雷乃発声」。 「かみなりすなわちこえをはっす」と読み、春の発雷が鳴り出す頃という意味だという。 東京は日曜の夜に大雨が降ったようだが、寝ている間のことなので雷が鳴ったかどうかは確認できていない。 でも、…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌸七十二候「桜始開(さくらはじめてひらく)」に見回る2021年お花見事情 #210325

今日は七十二候の「桜始開」、「春分」の次侯だ。 文字通り「さくらはじめてひらく」と読み、「桜の花が開き始める頃」という意味なのだが、今年の東京の桜は平年よりも12日も早く3月14日に開花、22日にはもう満開が発表されてい…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌸七十二候「雀始巣(すずめはじめてすくう)」、やっぱり「春はセンバツから!」 #210320

今日は二十四節気の『春分』、昼と夜の長さがこの日で入れ替わり、これからは昼間の長い季節となる。 七十二候では、「春分」の初候は『雀始巣』、「すずめはじめてすくう」と読む。 意味するところは、文字通り「スズメが巣づくりを始…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌸七十二候「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」、公園の花見会場は封鎖されていた #210315

今日は啓蟄の末候『菜虫化蝶』 「なむしちょうとなる」、すなわち・・・ 『菜の虫が蝶になり、飛び交い始める頃』という意味である。 井の頭公園に「菜の花」って咲いてたっけ? いつものように、公園をうろうろ探してみることにした…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌸七十二候「草木萌動(そうもくめばえいずる)」に草木の『萌え』を探す #210228

早いもので、もう2月も今日で終わり。 首都圏以外では今月で緊急事態宣言が解除されるが、東京は暖かくなるに従って多くの人が街に繰り出し、この分では予定通り3月7日で宣言が解除されるかどうかも怪しくなっている。 それでも、我…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌸七十二候「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」、霞と霧と靄の違いを調べる #210223

今日から七十二候の「霞始靆」、「かすみはじめてたなびく」と読む。 我が家のトイレの歳時記カレンダーにも、珍しく同じ読み方でルビがふられていた。 『霞が春景色を彩り始める頃』という意味らしい。 最近すっかり朝が遅くなり、朝…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌸七十二候「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」、ワクチン接種も始まった #210218

今日から二十四節気の『雨水(うすい)』。 「降る雪が雨に変わり、雪解けが始まる時期」というような季節ではあるが、東京では今年ほとんど雪は降らず、北海道では数年に一度の猛吹雪、日本海側は広範囲で大雪に見舞われた。 同じ季節…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌸七十二候「魚上氷(うおこおりをいずる)」、日本にもワクチンが届いた #210213

今日から立春の末候、七十二候の「魚上氷(うおこおりをいずる)」となる。 我が家のトイレにかかっている歳時記カレンダーには、「うおこおりにのぼる」とルビがふられているが、一般的には「うおこおりをいずる」と読むことが多いよう…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌸七十二候「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」に考える「野生のインコ」と「生物季節観測」のお話 #210208

今日から立春の次候、七十二候の「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」となる。 我が家のトイレの歳時記カレンダーには、「こうおうけんかんす」とよくわからないルビがふってあるが、一般的にはシンプルに「うぐいすなく」と読むらしい。 文字…

<吉祥寺残日録>ぼんやりした休日 #200320

春うららの三連休。 桜が咲き始めた井の頭公園を歩く。 史上最速で開花した今年の桜。 でも、いつもの春とは違う。 「新型コロナウィルス感染症の感染拡大防止のため、飲食を伴う宴会等の利用をお控えいただきますようお願いいたしま…

桜 2019

井の頭公園の桜が、すっかり散った。 代わって、新緑が日に日に存在感を増し、私の好きな季節がやってきた。 それにしても、今年、東京の桜は「歴史的」と言えるほど長持ちした。 3回も週末に花見が楽しめるなんて、滅多にない気がす…

平成の名曲

今年の桜は、寿命が長い。 東京では、3月21日に開花、27日には満開が発表された。それからもう12日。まだ、花は散っていない。 今日も井の頭公園は、花見客でいっぱい。 咲き誇る桜の後ろでは、日に日に新緑がその色を増してい…

平成という時代

あとひと月で、平成が終わる。 井の頭公園に咲く満開の桜とそれを見に集まった大勢の人を眺めながら、日曜の午後、私なりに平成を振り返っている。 平成は、「停滞の時代」だったという人がいる。 「日本が後退した時代」だったという…

桜2018

今年の桜は早い。 3月17日、東京に開花宣言が出された。平年に比べ9日も早い。 そして昨日3月24日には満開。平年に比べ10日早く、観測史上3番目に早い満開だという。 図書館に本を返しに行く途中、街のあちらこちらに桜の花…