<月一農業>2019年11月/ギシギシに生えた大根や人参を間引く

先月、飛行機の予約ミスで中止となった月一農業。

2ヶ月ぶりに岡山に帰省してみたら、小さな畑がえらいことになっていた。

葡萄畑の一画を耕しただけの小さな小さな畑に適当にタネを蒔いたら、2ヶ月間何もしないのに勝手に発芽していた。

蒔いたのは、大根と人参と玉ねぎと長ネギ。

玉ねぎと長ネギは、思ったよりちゃんと育っていた。

どちらが玉ねぎで、どちらが長ネギなのか、正直区別がつかない。

でも、密集した部分を少し引っ張ると、簡単に抜けた。

少し間引いておかないと、成長した時に間隔が詰まり過ぎてしまうだろう。

一方、大根と人参はすごいことになっていた。

蒔いたタネが全て発芽したようで、ものすごい密度で茂っている。

大根の葉は虫に食われて穴だらけだが、人参の葉っぱは緑が鮮やかできれいだ。

大根と人参も適当に間引く。

すると・・・

小さな大根。

長さは5〜8cmぐらいだろうか?

そして、大根よりもさらに小さな人参も、いっぱい採れた。

放ったらかしの月一農業、初めての収穫?だ。

ただ少し土を掘り返し、タネを蒔いただけで、作物ができていく。

思った以上に簡単。野菜はたくましい。

「月一農業の最初は根菜にしよう」と決めた怠け者の目に狂いはなかった。ここまではまずまず、思い通りに進行中だ。

妻は、間引いた大根と人参の葉を炒って味付けし、「炒り葉」を作った。

実家の両親と一緒に食べて「美味しかった」そうだ。

その後、木の高い所に残っていた柿も、高枝ばさみで採った。

裏庭にあるこの木は、干し柿に使う渋柿だが、もうすっかり熟れきっていて渋が抜け、甘〜い柿のゼリーみたいになっていた。

皮が破れるとダラリと中の果肉が流れ出してくるような柿の実をお皿に取り、スプーンでいただく。

これが、絶品なのだ。

伯母に頼まれて、邪魔な庭木を一本のこぎりで切った。竹とは違って結構硬く、切るのに結構骨が折れた。

猫車に切った庭木を積んで、葡萄畑まで運んだ。

後日、伯母が焼いて処理するという。

来年の月一農業のため、他の畑の状況も見て回った。

伯母の家から一番離れた畑には、八朔の実が黄色く色づいていた。

伯母に聞くと、八朔の収穫は例年12月の初め頃だという。

来月の月一農業は「八朔狩り」かなと思う。

でも働き者の伯母は、いつも私が行く前に収穫を終えているので、もし実が残っているようだったら、採ってみようと思っている。

ただ、山の上にあるため池から水が漏れ出しているようで、八朔など柑橘類が植えられているこの畑の大半は湿地のような状態になっていた。

多くの木は無残にも枯れている。

前から水はけが悪い畑だったが、台風続きの今年、一段と状況は悪化していた。

伯母が桃の木を植えている小さな畑は、草が生い茂り、ひどい状況だった。

働き者の伯母も間もなく88歳。すべての畑の面倒をみるのは、もう無理になり、この畑は放置されていた。

桃の木を覆い隠すほど成長した雑草。

流石に11月なので枯れ始めていたが、夏はこの雑草のせいで畑に近づくことさえできなかった。

私にできそうなこととして、来年は草刈機を買って、草刈りで伯母を助けたいと月一農業の方針が一つ決まった。

最後に裏山にも行ってみた。

いつもは車で上がるのだが、歩いて我が家の所有する区画まで行くルートを見つけようと徒歩で登ってみた。

かつて歩いたことがある最短ルートは完全に草で行く手を阻まれ、仕方なく車一台がやっと通れる細い舗装道を初めて歩いた。

すると・・・

見晴らしのいい場所に出た。

果樹が植えられ、紅葉した里山が広がっている。

「へえ〜、こんなにきれいな場所が近くにあったんだ」

子供の頃は来たこともなかった山の上。

このあたりは針葉樹の植林があまりされなかったようで、山は昔ながらの広葉樹林に覆われ、色とりどりの葉っぱが美しい景観を作っていた。

さらに進むと・・・

森の中に、小さな神社があった。

この集落の氏神様らしい。

伯母も時々お参りに行くらしく、話を聞いたことはあったが私自身がこの神社を目にするのは初めてだった。

舗装道路はこの神社をぐるりと回る形で方向を変え、我が家の区画の方へ伸びていた。

かなり遠回りになるが、このルートを辿れば歩いて自分家の山に行くことができることがわかった。

季節ごとに葉の色を変える山を巡るこのルートは、ある意味かなり贅沢な散歩道でもある。

チェーンソーなど工具を運ぶのでなければ、歩いて山に行くのは楽しいかもしれない。

こうして田畑を見て回っていると、先祖が残してくれた土地のありがたさが、この歳になってやっと理解できたような気分になる。

来年から、本格的に月一農業を始めよう。

無理せず、気長に、そして家族や友人を少しづつ巻き込みながら・・・。

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